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スコア・ジャパンへの資本参加から考える、札幌の物流企業のM&A準備

2026 9/13
事例
2026年5月19日2026年9月13日
M&A事例解説11|地域中堅企業の資本参加・提携から札幌企業が学べること アイキャッチ

物流企業への資本参加を検討するときは、拠点の数だけでなく、荷主との契約、輸送を担う会社、採算、担当者を分けて説明することが大切です。本記事ではスコア・ジャパングループへの資本参加の公表内容を確認し、札幌・北海道の物流・卸売企業が相談前に整理できる資料へつなげます。当センターの成約実績や、札幌で成立した取引を紹介する記事ではありません。

目次

1. 公表された資本参加と、その後の支援方針

J-STARは2022年7月29日付の発表で、同社が投資関連サービスを提供するファンドが、新設した特別目的会社を通じ、Score Japan Holdings Company Limitedと株式会社新世紀貿易を含むスコア・ジャパングループへの資本参加を完了したと説明しています。

発表当時の事業は、日本と中国の間の航空貨物輸送に強みを持つ国際宅配・フォワーディングです。J-STARはサービス地域の拡大、運営効率の改善、ガバナンス強化を支援する方針を示しました。これは当時の方針であり、改善の実績や、個別の荷主・従業員との合意内容を公表したものではありません。

一次資料:J-STAR「スコア・ジャパンへの資本参加」発表(英文PDF)。出資額・持分比率はこの発表には記載されていません。以下は公表案件の調査内容ではなく、自社の承継準備に使う一般的な確認例です。

2. 荷主・輸送・回収を一つの取引として見る

物流に関わる会社は、荷物を運ぶ会社、手配する会社、倉庫を運営する会社など、実際の役割を示します。自社が保有する車両・施設と、委託先が提供する機能を混ぜず、許認可や契約の名義、業務範囲を確認します。

物流・卸売企業の資料整理例
整理する単位 確認する資料・条件
荷主との取引 契約期間、取扱品目、物量、運賃・付帯料金、請求と回収、更新・解約や会社変更に関する条件。
輸送・保管の手配 自社と外注の分担、委託先との契約、容量の確保、再委託、事故・遅延時の責任と連絡経路。
採算と必要資金 案件・路線・拠点別の収入と支出、燃料等の追加費用、立替や未収金、設備・車両の更新予定。

取扱高や売上の増加だけでは、継続的な利益や資金繰りは分かりません。売上計上と費用負担の範囲をそろえ、値上げの合意前、回収待ち、紛争中などの項目を分けます。未確認の条件は、確認先と回答予定を記録します。

3. 札幌の拠点を残すか、集約するかを比較する

札幌市内と近隣に拠点を持つ会社なら、拠点別の人員・賃料・保管能力・配送時間を整理します。冬季の遅延や除排雪費用が関わる場合は、実際の月次記録と対応例を示します。所在地だけから荷量、収益性、冬季負担を決めつけません。

現拠点を残す案と集約する案では、納品時刻、集荷締切、積替え、担当者の移動、採用・通勤、賃貸借の終了費用が変わります。候補先が想定する効率化について、どの業務を変え、誰が追加費用を負担するのかを聞きます。取引先や従業員が同じ条件で継続することを前提にしない比較が必要です。

4. 担当者の経験と、引き継ぐ権限を整理する

荷主ごとの納品ルール、繁忙期の調整、事故対応、協力会社への手配を誰が担っているかを一覧にします。代表者の人脈と会社の契約を分け、担当者が休む場合の代替手順、管理システムの利用者と権限も確認します。

雇用、資格者、取引契約、許認可の扱いは、株式譲渡か事業譲渡か、変更する業務や名義によって個別に確認します。人が残る希望と本人の意向、現在の資格と新体制で必要な配置を分けて整理し、説明・合意・行政手続の担当と時期を決めます。

5. 候補先への開示と初回相談を進める

初期は社名や荷主名を伏せた概要から相談できます。ただし、地域、特定貨物、路線の組合せで会社や顧客が分かる場合があります。NDAに加え、荷主・委託先との守秘条件、個人情報の取扱い、閲覧者、必要な範囲、不成立時の返却・削除を確認します。

初回には、事業の役割、希望する時期、拠点と取引の概要、直近の収支、残したい条件を分かる範囲で伝えます。すべての資料を最初に用意する必要はありません。会社売却で最初に整理すべきことも参考に、手元資料と不足事項を分けます。

6. よくある質問

この発表から、自社の売却価格を見積もれますか?

見積もれません。公表された資本参加の説明だけでは、出資額・比率や評価条件は分かりません。自社の取引採算、資産・負債、更新投資、引継ぎ条件を基に個別に検討します。

自社で車両を持たない会社も相談できますか?

まず、手配・保管・輸送などの業務と契約を整理して相談できます。車両の所有だけで判断せず、荷主への責任、委託先との関係、収益と人員、必要な許認可を確認します。

相談費用や成功報酬はかかりますか?

譲渡企業様が当センターへ支払う相談料・着手金・中間金・月額報酬・成功報酬は0円です。税金、登記、外部専門家等の費用は別途確認が必要です。譲受企業様の費用は別条件のため、料金の対象範囲もご確認ください。

関連報道:J-STAR関連ファンド、日本・中国間の航空貨物輸送などを手がけるスコア・ジャパングループに資本参加(2022年8月4日)。

譲渡企業様は成功報酬まで0円です。

札幌・北海道で会社売却や事業承継を検討している方は、社名を伏せた段階から相談できます。

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代表者
代表取締役 濱田 啓揮
設立
2021年4月2日
資本金
1,000万円
適格番号
T8010001217238
公式サイト
ma-mado.com
電話
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